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マックス・クリンガーの連作版画――尖筆による夢のシークエンス 12/11/03 - 13/01/27

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『マックス・クリンガーの連作版画――尖筆による夢のシークエンス』

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2012max.html

12/11/03 - 13/01/27  

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 マックス・クリンガー(1857-1920)は、19世紀末から20世紀初頭の世紀転換期を代表するドイツの画家です。ウィーン分離派やベルリン分離派に参加したことでも知られる彼は、作曲家リヒャルト・ヴァーグナー以来の「総合芸術作品」の観念を継承し、絵画や彫刻、建築や音楽など、ジャンルの違いを超えた諸芸術の統合を目指した人物でした。
 しかしながら、そんなクリンガーはまた一方で、版画を中心とするグラフィック芸術に強い関心を示しました。彼は生涯を通じておよそ450点もの版画を手掛け、その多くを連作として発表しています。また、1891年には『絵画と線描』(Malerei und Zeichnung)と題した著作を刊行し、版画や素描といったグラフィック芸術全般を「尖筆芸術」(Griffelkunst)という独自の造語によって総称しながら、その表現の可能性について論じたのです。
 この著作のなかでクリンガーは、版画をはじめとする「尖筆芸術」は、絵画や彫刻に比べて現実世界の束縛から自由な空想の力を発揮しやすいと述べています。さらに、とりわけ連作形式で提示される版画のシークエンスには、見る者を強烈に引き込む詩的な力が備わっているとも語っています。事実、クリンガーの連作版画は、現実と虚構、意識と無意識の境界が曖昧となった幻想的な世界を描き出し、私たち鑑賞者を唐突な連想や物語の飛躍に巻き込みながら、夢のつづれのようにして展開していきます。
 この小企画展では、当館に所蔵されるクリンガーの連作版画の中から〈オヴィディウス『変身譚』の犠牲者の救済〉〈手袋〉〈死についてⅡ〉の三つをとり上げながら、その「尖筆芸術」の一端に迫ります。
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at : 国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7番7号
tel.03-5777-8600
map

・入場料金詳細 上記URL先参照
・上部参考画像
 マックス・クリンガー《哲学者》(連作〈死についてII〉より)1898-1910年、エッチング、アクアティント




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