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ヴィェルシャリン劇団『マネキン人形論-シュルツ「肉桂色の店」の断片による』 13/04/25 - 04/28



『ヴィェルシャリン劇団『マネキン人形論-シュルツ「肉桂色の店」の断片による』』

http://instytut-polski.org/slide/2945/

2013/04/25-26 19:00 開演  04/27-28 14:00 開演  ポーランド語上演 日本語字幕付 ¥1,000

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ユダヤ系のポーランド作家ブルーノ・シュルツは、第二次世界大戦中に、悲劇的な死を遂げた。彼は、フランツ・カフカ、マルセル・プルースト、ロベルト・ヴァルザーなどの作家と並ぶ、最も優れた20世紀ヨーロッパ散文作家のひとりである。シュルツの創作は、世界文学における独創的で画期的な傑作と評せるだろう。詩的言語と学術的専門用語を結び付けた文体の力で、作者は、夢のような、超現実的で、恒常的な法則や原則に従わない、論理の諸規則を越えて動く現実をつくる。短編集『肉桂色の店』に収録された、シュルツのテキスト中、最も有名な「マネキン人形論」には、あらゆる物質が人間に似た存在を作る素材となり得ることや、有益性なるものの根底にある原則、すなわち必要な形だけを作るべきであることについて述べた一節があるが、それがピョトル・トマシュクの演劇の出発点になった。
シュルツは生命を持たない物質に魅惑され、「次々と新しい機械を考え出す創造力を持っていたが、20世紀は他ならぬ機械化・ロボット化の時代となった。人間を機械として扱い操作した結果、20世紀は全体主義の時代になってしまった」(トマシュク談)
『肉桂色の店』所収テキストは、人間の思いもかけぬ性質について考察するための出発点である。この演劇は、ブルーノ・シュルツの著名な文学テキストの絵解きにとどまるものではない。
芝居の登場人物――父(ラファウ・ゴンソフスキ演)、彼の聴衆である息子(ミウォシュ・ピェトルスキ)、女中アデラ(ダリウシュ・マティス)。観客は、神秘主義(ミスティシズム)と命を吹き込まれた物質の秘密の世界に引き込まれる。
「シュルツは一般に、現実からまったく捨象された、経験主義(ハシディズム)の伝説・神話世界を散文で綴った詩人として、認識されています。しかし、私の見方はまったく違う。時を隔てて眺めるとき、シュルツの創作の中にいかに多くの『現実』があるかが見えてくるのです」――トマシュクは語る。
『マネキン人形論』には、創造への憧れ、そして物質に命を吹き込むことに対する人間の憧れがある。「完全に意のままになることを許す固体」としての人間をめぐる夢でもある。
「私たちは、人間や社会を機械として組織しようという概念がどのように歪曲し、結果として人間に背を向けてしまうかを見せるのです」――演出家はこう付言する。
登場人物――父(ラファウ・ゴンソフスキ)と彼の聴衆、息子(ミウォシュ・ピェトルスキ)、女中アデラ(ダリウシュ・マティス)。観客は、神秘主義(ミスティシズム)と命を吹き込まれた物質の秘密の世界に引き込まれる。
ユリア・スクラトヴァ(ヴィリニュス美術大学講師)が制作した舞台美術のなかで、仕立屋が変貌を遂げていく――映画館に、次には工場に、またはデモ集会へ。そこに、20世紀前半の世界を変えた様々な事件を現出させる。
エイゼンシュテインの『戦艦ポチョムキン』の衝撃的なシーンなどがマルチメディア上映されて、物語に歴史的文脈を与え、命を吹き込まれた物質が存在する生々しい証拠を示す。そもそも映画とは、命を吹き込まれた物質であり、なおかつ物質でありつづける物質なのだから。
それでは、物質の秘密はどこにあるのか?
トマシュクの舞台において、シュルツの『マネキン人形論』は、歴史と哲学の絡み合いをめぐる考察へのインスピレーション源を成す。ユダヤ神秘主義が強調される。デミウルゴスたる父は、無害な狂人にとどまるのではなく、新しい人間についてのヴィジョンを生み出す詐欺師である。
我が儘な暴君である――20世紀版専制国家の独裁者たちは、そこから生まれたのだった。女中アデラの読解も、まったく新しい。演出家は、彼女を父に轡をはめる女デーモンとしてとらえる、型通りの解釈から離れ、女性の肉体をまとった男性に変貌させる。
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at : シアターΧカイ
東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
tel.03-5624-1181
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Χカイレパートリー劇場 『ブルーノ・シュルツ 映像の夕べ』
2013年4月21日(日) 劇団ヴィエルシャリンの来日公演に先がけて  入場無料




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