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マックス・クリンガーの銅版画 14/09/25 - 12/25 |

『マックス・クリンガーの銅版画』
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2014-250
14/09/25 - 12/25
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マックス・クリンガー(1857-1920)はドイツの画家、彫刻家、版画家です。
クリンガーの版画の特長は、卓越したデッサン力と高度な銅版画技法による細密な描写にあります。克明なまでに写実的でありながら、時に白昼夢のような不思議な世界を描き出し、シュールレアリスムの先駆者とも評されます。
クリンガーは生涯に14組の版画連作を残し、音楽に用いられる作品番号(Opus)をふっています。連作は必ずしも明確なストーリに沿って展開するわけではありませんが、個々の作品が互いに響きあうことでイメージの世界をふくらませていきます。
クリンガーは版画について、色彩を使わないため現実を再現する力は弱いかわりに、芸術家の主観や幻想を表現し、見る人が想像により自由に解釈する余地が残されると述べています。『手袋』『ドラマ』『ある愛』、三つの連作をみなさんの想像力とともにお楽しみ下さい。
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at : 町田市立国際版画美術館
東京都町田市原町田4-28-1
tel.042-726-2771
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・上部参考画像 『ある愛』より第10図「死」