大坪 晶写真展 Shadow in the House #01/#02 15/07/28 - 08/03

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『大坪 晶写真展 Shadow in the House #01/#02』

http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2015/08_shinjyuku.html#01

15/07/28 - 08/03

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写真展内容
Shadow in the House シリーズは、複雑な歴史を持つ家の室内に影を配して撮影している。場所は、チェコ共和国のプラハと奈良の大和郡山で、二つの家は所有者が重層的に入れ替わり、現在は公共施設として使用されている。
影は心理学的には生きられなかった自己の中に存在する他者であり、哲学者プラトンは、われわれが現実に見ているものはイデア(姿)の影に過ぎないと仮定した。
作者は、写真に長時間露光によって影を写し込むことにより、記憶の重層性について考え、個と社会、記憶と記録の関係性について提示している。

「Shadow in the House #01」
チェコ共和国プラハにあるBehal Fejer Institute(べトナ・ホラー・インスティチュート)は、1928年に個人の邸宅として建設された。第二次世界大戦中は軍事的に占領され、戦後の共産主義体制の元、政府から教会に貸与された。所有者のべトナ・ホラーは、政府により全ての私有財産を奪われ、家族とともにアメリカに亡命した。ホラーはその後故郷プラハに帰ることはなかった。1989年のビロード革命により、共産主義体制は崩壊した。その後、遺族が返還請求の裁判をおこし、2001年に返還された。現在、この施設は孫のIlona Wiss(イロナ・ウィス)によって管理されており、公共施設として人々を受け入れている。この写真群は、イロナの協力によって、歴史的背景と彼女が担父から聞いたいくつかの逸話をもとに撮影したものである。

「Shadow in the House #02」
旧川本邸(奈良県大和郡山市)は大正時代に建設された。1958年まで遊郭として使用され、風営法の制定により遊郭を廃業した後には、客を接待していた小部屋は下宿として間貸しされた。
2010年市民のボランティアにより改修が開始され、現在は市の指定管理施設として町の保存団体が管理している。14年に登録有形文化財に指定され、今後、市による耐震化工事を経て、本格的な活用が始まってゆく。今回は、奈良芸術祭「はならぁと」のプロジェクトの一環としてキュレーターや保存団体の方々の協力を得て撮影を行うことができた。この邸宅には、当初遊郭として多様な人々が行き来し、その後間借りした人々が生活した痕跡が部屋の随所に存在している。カラー15~20点。

作者のプロフィール大坪 晶(オオツボ アキラ)
1979年兵庫県生まれ。2011年東京藝術大学先端芸術表現科専攻修士課程修了、13年プラハ工芸美術大学(AAAD)M.F.A。
写真展に、「Shadow in the Mirror」(11年Juna21新宿ニコンサロン、12年Juna21大阪ニコンサロン、14年奈良芸術祭「はならぁと」(奈良県大和郡山)、14年Gallery UNITE KYOTOGRAPIE KG+(京都)などがある。
海外の写真展では、12年DOX プラハ現代アートセンター(チェコ・プラハ)、13年MUNIKAT gallery (ドイツ・ミュンヘン)、同年B?hal Fejer Institute (チェコ・プラハ) 、同年Nordart2013(ドイツ・レンツブルグ)などがある。
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at : 新宿ニコンサロン
東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
tel.03-3344-0565
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・8/1(土)13:00~14:00 ギャラリートーク開催




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