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建築博物教室 第9回 胎仔のアーキテクチャ ――時間と進化をめぐる動物たちの変幻自在な体の組み立て方 16/01/09 13:30 - 15:00 |

『建築博物教室 第9回 胎仔のアーキテクチャ ――時間と進化をめぐる動物たちの変幻自在な体の組み立て方』
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/architectonica/kyositsu/20160109c.pdf
16/01/09 13:30 - 15:00 入場:無料(事前申込不要)
小薮 大輔(東京大学総合研究博物館 特任助教/比較形態学、進化発生学)
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お母さんのお腹の中で時を刻みながら成長する赤ちゃん。受精卵の時はもちろんのこと、ヒトの赤ちゃんは受胎後35 日までは他の動物の赤ちゃんと見た目にほとんど違いはありません。しかし、生まれてくるときにはヒトの赤ちゃんはヒトらしく、ウマの赤ちゃんはウマらしく、ネコの赤ちゃんはネコらしく生まれてきます。初めはほとんど同じ姿なのに、成長とともに段々と「らしい」姿にかわってゆきます。様々な部位の組み立て方を変えたり、組み立てのスピードを早めたり遅らせたりすることが、最終的な動物同士の見た目の違いを作り出すのです。そして、まるで進化の歴史を早送りで繰り返しているかのように胎仔は成長します。そんな時間と進化をめぐる動物たちの変幻自在な体の組み立て方とその意義について考えてみたいと思います。
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at : 東京大学総合研究博物館小石川分館
東京都文京区白山3-7-1
tel.03-5777-8600(総合研究博物館テレホンサービス)
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